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Full moon effect


実物投影機の原理を応用した、マルチ投影型の光学装置をメインとするインスタレーション作品。六角形の構造物の中心に球状の装置が吊るされており、鑑賞者が装置内に手を差し込むと、鑑賞者を包み込むように、空間全体に複数の手の像が投影される。単純な現象に含まれる、不可思議さと神秘性によって、センス?オブ?ワンダーへの回帰を目指した。
装置:杉材を正確な角度でカットし、切頂二十面体に組みあげた。レンズ部は、鋼材を溶接し、レンズを組み込んでいる。光源には10WハイパワーLEDを使用。LEDの放熱のためφ90mm*30mmのヒートシンクと、DCファンを使用。
構造物:3Dソフトにより設計。鋼材を溶接しフレームを作成。壁面と階段の踏み板は杉板で作成。
田中 誠人
1988年長野生まれ。
成安造形大学メディア造形クラス卒業
主にインスタレーション?彫刻作品を制作している
近年は、光を素材としたキネティックなインスタレーションの制作に取り組んでいる。